ラジカル塗料って何?
- 建工 栃木
- 7月16日
- 読了時間: 2分
更新日:8月7日
劣化の原因物質「ラジカル」
ラジカルとは、塗料の主成分の一つ「酸化チタン」(白色顔料)から発生するものです。使用後すぐに発生するのでなく、紫外線があたることにより少しずつ発生する物質で、塗膜を破壊し劣化促進させます。色褪せやチョーキング現象の原因ともいえる物質になります。
ラジカル制御塗料とは
「ラジカル制御型の酸化チタン」や「光安定剤(HALS)」が含まれた塗料。でアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素といった塗料のグレードといったことではないので区別が必要です。
ラジカル制御型酸化チタン
酸化チタンに紫外線が当たらないようバリヤコーティングされたもの
光安定剤(HALS)
極微量すり抜けた紫外線によって発生したラジカルを抑える為の添加剤
ラジカル塗料のメリット
耐久性が高い
・ラジカル塗料はシリコン以上でフッ素並みの耐久性を持つ塗料になります。
コストパフォーマンスが高い
・現在もっとも普及しているのがシリコン塗料です。理由としてはフッ素塗料にくらべて施工価格が大幅に安価なことと、塗料として安定した性能が備わっているからです。
このシリコン塗料より少し施工価格は上がりますがフッ素並みの性能を得られえる。
汚れにくい
・塗膜の劣化を抑えることによりチョーキング現象の発生を抑え光沢を長期に保つことができ親水性も保たれることにより汚れ、雨だれ等に対して優れた効果を発揮します。
ラジカル塗料のデメリット
実績が少ない
・これまでに普及してきたシリコン塗料やフッ素塗料に比べてラジカル塗料はまだ新しい塗料になります(2012年頃より発売)。
ラジカル塗料まとめ
ラジカル塗料は、外壁塗装・屋根塗装を行う際にシリコンより若干施工価格は上がるものの価格を抑えながらもフッ素並みの耐用年数を期待できるコストパフォーマンスの高い塗料といえます。
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